2011年度業績

論文  →その他  →学会・研究発表  →講演・講義

<論文>

=英文=

Bril B, Smaers J, Steele J, Rein R, Nonaka T, Dietrich G, Biryukova E, Hirata S, Roux V (2012) Functional mastery of percussive technology in nut-cracking and stone-flaking actions: experimental comparison and implications for the evolution of the human brain. The Philosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciences, 367: 59–74. doi:10.1098/rstb.2011.0147.

Hirata S, Fuwa K SugamaK, Kusunoki K, Takeshita H (2011) Mechanism of birth in chimpanzees: humans are not unique among primates. Biology Letters, 7: 686-688. doi:10.1098/rsbl.2011.0214.

Hirata S, Matsuda G, Ueno A, Fuwa K, Sugama K, Kusunoki K, Fukushima H, Hiraki K, Tomonaga M, Hasegawa T (2011) Event-related potentials in response to subjects’ own names: A comparison between humans and a chimpanzee. Communicative & Integrative Biology, 4: 321-323. doi: 10.4161/cib.4.3.14841.

Kano F, Hirata S, Call J. Tomonaga M (2011) The visual strategy specific to humans among hominids: A study using the gap–overlap paradigm. Vision Research, 51: 2348–2355. doi:10.1016/j.visres.2011.09.006.

Myowa-Yamakoshi M, Scola C, Hirata S (2012) Humans and chimpanzees attend differently to goal-directed actions. Nature Communications, 3: 693. doi: 10.1038/ncomms1695.

Yamamoto S, Humle T, Tanaka M (2012) Chimpanzees’ flexible targeted helping based on an understanding of conspecifics’ goals. Proceedings of the National Academy of Sciences USA, 109 (9): 3588-3592. doi: 10.1073/pnas.1108517109.

Zamma K (2011) Frequency of removal movements during social versus self-grooming among wild chimpanzees. Primates, 52(4): 323-328.

Zamma K (2011) Responses of chimpanzees to a python. Pan Africa News, 18(2): 13-15.

Zamma K, Nakashima M, Ramadhani A (2011) Mahale chimpanzees start to eat oil palm. Pan Africa News, 18(1): 6-8.

=和文=

伊谷原一 (2012) チンパンジーの出産・育児・育児放棄. 思春期青年期精神医学, 21(2): 85-100.

伊藤詞子, 中村美知夫, 座馬耕一郎, 五百部裕, 保坂和彦(2012) 野外研究サイトから(20). マハレ山塊国立公園(タンザニア). 日本生態学会誌, 62: 83-88.

大沼学, 浅川満彦, 村田浩一, 伊谷原一 (2011) 酸化ストレス評価に対する尿中8-hydroxyguanosine (8-OHdC)量測定ELISAキットを飼育下霊長類への試行研究-最近の概要紹介. ヒトと動物の関係学会誌, 30: 70-73.

水主川剛賢, 浅川満彦, 伊谷原一 (2012) 家畜との触れ合いを中心にした展示施設での寄生虫学的予備調査. ヒトと動物の関係学会誌, 31: 75-77.

山本真也 (2011) 利他・協力行動のメカニズムと社会の進化. 霊長類研究, 27 (2): 95-109.

<その他>

Zamma K (2011) Dr. Toshisada Nishida and his video record of chimpanzees. Pan Africa News 18(special issue): 10-11.

伊谷原一 (2011) 親子で過ごす時間に習得すること(「隣人」の子育て~チンパンジーの社会~).チルチンびと別冊39, チルチンびとkids: 28-33, 風土社.

伊谷原一 (2012) 人類祖先は熱帯多雨林で生まれたか? 科学, 82(2): 222-225.

井上紗奈 (2011) カトゥンビ村の簡易診療所完成式典. マハレ珍聞, 17: 3-4.

井上紗奈 (2011) オモ、クリスティーナ出産! マハレ珍聞, 17: 6-7.

座馬耕一郎 (2011) 西田先生とチンパンジーのビデオ.Pan Africa News 18(特別号日本語版): 10-11.

座馬耕一郎 (2011) マハレの町や村に贈り物:カトゥンビでの活動. マハレ珍聞, 18: 2.

平田聡 (2011) チンパンジーのメタ認知実験. 発達, 128: 96-104.

森村成樹, 伊谷原一 (2011) 「文化的行動」「動物園動物の特殊性と共通性」「行動のレパートリー:チンパンジー」「社会構造:クマ、チンパンジー」, 動物行動図説-家畜・伴侶動物・展示動物-. 朝倉書店.

山本真也 (2011) 霊長類の比較発達心理学(連載105回)要求に応えるチンパンジー、自発的に助けるヒト. 発達, 126: 97-105.

山本真也 (2011) チンパンジー・ボノボにみる「徳」の起源. こころの未来, 7: 20-23.

<編書>

佐藤衆介, 近藤誠司, 田中智夫, 楠瀬良, 森裕司, 伊谷原一編 (2011) 動物行動図説-家畜・伴侶動物・展示動物-. 朝倉書店.

<学会・研究会発表>

Tashiro Y (Aug 2011) Group fusion of l'Hoest's monkey (Cercopithecus lhoesti) in the Kalinzu Forest, Uganda. Comparative Study of adaptation to Environment in Apes, Bikolo (Democratic Republic of the Congo).

飯田恵理子, 中村美知夫, 伊谷原一 (2011年5月) 岩場に棲む不思議な動物-タンザニアのミオンボ林におけるハイラックスの環境利用を探る-. 日本アフリカ学会第48回学術大会, 弘前.

井上紗奈 (2011年7月) 野生チンパンジーにおけるワカモノメスの行動と他個体の性皮腫脹との関連について:経過報告. 第27回日本霊長類学会大会, 犬山.

井上紗奈 (2011年9月) チンパンジーにおける性皮腫脹と個体選好の関連について. Animal 2011:日本動物心理学会(第71回)・日本動物行動学会(第30回)・応用動物行動学会/ 日本家畜管理学会 (2011年度) 合同大会, 東京.

鵜殿俊史, 寺元研, 藤澤道子, 伊谷原一 (2011年11月) チンパンジーに見られた口腔扁平上皮癌の一例. 第14回サガ・シンポジウム, 熊本.

落合-大平知美, 打越万喜子, 今井啓雄, 郷康広, 西村剛, 伊谷原一, 松沢哲郎 (2011年7月) 大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)の活動:ウェブサイトでの情報管理. 第27回日本霊長類学会大会, 犬山.

落合知美, 打越万喜子, 今井啓雄, 郷康広, 西村剛, 伊谷原一, 松沢哲郎 (2011年11月) GAINウェブサイトの紹介:類人猿に関する情報収集. 第14回サガ・シンポジウム, 熊本.

加納文浩, 平田聡, Josep Call, 友永雅己 (2011年7月) ヒト科4属における比較アイ・トラッキング課題から明らかになったヒト特有の視覚戦略.  第27回日本霊長類学会大会, 犬山.

座馬耕一郎 (2011年7月) 野生チンパンジーの休息姿勢. 第27回日本霊長類学会学術大会, 犬山.

座馬耕一郎 (2011年9月) チンパンジーとニシキヘビの出会い. Animal 2011:日本動物心理学会(第71回)・日本動物行動学会(第30回)・応用動物行動学会/日本家畜管理学会 (2011年度) 合同大会, 東京.

座馬耕一郎 (2011年11月) 野生チンパンジーの眠りを覚ます要因. 第14回サガ・シンポジウム,熊本.

鈴村崇文, 冠地富士男, 杉浦秀樹, 松沢哲郎, 伊谷原一 (2011年7月) 新燃岳噴火による幸島野生ニホンザルへの影響報告. 第27回日本霊長類学会大会, 犬山.

鈴村崇文, 冠地富士男, 杉浦秀樹, 松沢哲郎, 伊谷原一 (2011年11月) 新燃岳が噴火した!幸島の野生ニホンザルへの影響は? 第14回サガ・シンポジウム, 熊本.

左座誠, 竹田正志, 穴見浩志, 本田公三, 鵜殿俊史, 寺本研, 森裕介, 野上悦子, 齋藤亜矢, 伊谷原一 (2011年11月) 熊本市動植物園の新チンパンジー舎と環境エンリッチメント. 第14回サガ・シンポジウム, 熊本.

田代靖子 (2011年5月) ウガンダ・カリンズ森林におけるロエストモンキー(Cercopithecus lhoesti)の群れ間関係. 日本アフリカ学会第48回学術大会, 弘前.

田代靖子 (2011年7月) ウガンダ・カリンズ森林におけるロエストモンキー(Cercopithecus lhoesti)の群れの融合と群れ間関係. 第27回日本霊長類学会大会, 犬山.

中村美知夫,ナディア・コープ,藤本麻里子,藤田志歩,花村俊吉,早木仁成,保坂和彦,マイケル・A・ハフマン,稲葉あぐみ,井上英治,伊藤詞子,川中健二,沓掛展之,清野(布施)未恵子,郡山尚紀,リンダ・F・マーシャント,松本晶子,松阪崇久,ウィリアム・C・マックグルー,ジョン・C・ミタニ,西江仁徳,乗越皓司,坂巻哲也,島田将喜,リンダ・A・ターナー,上原重男,ジェームズ・V・ワキバラ,座馬耕一郎,西田利貞 (2011年7月)マハレのチンパンジーの遊動域―16年間のデータから.第27回日本霊長類学会学術大会,犬山.

難波妙子, 石田有希, 楠木希代, 藤田心, 不破紅樹 (2011年7月) 自然の魅力に感動! 万華鏡を利用したプログラムの事例紹介. 日本環境教育学会第22回大会, 青森.

平田聡 (2011年7月) チンパンジーの知性を探る. 第27回日本霊長類学会大会 公開シンポジウム「人とチンパンジーの間」, 犬山.

明和政子, Celine Scola, 平田聡 (2011年7月) ヒトとチンパンジーは他個体の行為をどのように見ているのか-比較認知発達科学からのアプローチ.  第27回日本霊長類学会大会, 犬山.

安井早紀, 今野晃嗣, 田中正之, 伊谷原一, 村山美穂 (2011年6月) ゾウの性格評定方法の検討. ヒトと動物の関係学会第17回学術大会, 東京.

吉川翠, 小川秀司, 小金澤正昭, 伊谷原一 (2011年7月) 疎開林に棲息するチンパンジーの泊まり場の植生と地形. 第27回日本霊長類学会, 犬山.

吉川翠, 小川秀司, Emmanueli Kagoma, 伊谷原一 (2011年11月) 乾燥疎開林のチンパンジーの死体の発見報告. 第14回サガ・シンポジウム, 熊本.

<講演・講義>

伊谷原一 (2011年6月19日) チンパンジーの出産・育児・育児放棄. ワークショップ「発達の礎としての育児」, 日本思春期青年期精神医学会第24回大会, 京都, 300名.

伊谷原一 (2011年10月22日) チンパンジーとボノボから探るヒト社会の成立. 連続講座「東京で学ぶ京大の知」, 京都大学主催(朝日新聞社後援), 東京, 150名.

楠木希代 (2011年5月14日) チンパンジーの子育てに学ぶ. 雲南保育研究会平成23年度研究会, 雲南, 270名.

楠木希代 (2012年1月21日) 聞いて楽しい!?見て楽しい!? チンパンジーの世界. 倉敷市倉敷物語館「いきもの茶屋」, 倉敷, 32名.

楠木希代 (2012年2月4日) チンパンジーの子育てに学ぶ. 広島中央保健生活協同組合「第1回子育て支援講演会」, 広島, 53名.

楠木希代 (2012年2月29日) チンパンジーとわたしたち. 岡山県生物多様性勉強会, 岡山, 24名.

座馬耕一郎(2011年4月~6月)人間の歴史.岐阜県立看護大学, 羽島, 80名.

難波妙子 (2011年5月25日) チンパンジーの社会に学ぶ. 奈義町人権教育研修会, 奈義, 35名.

難波妙子 (2011年11月17日) チンパンジーの社会に学ぶ. 牛窓いきいき学級, 牛窓, 124名.

不破紅樹 (2011年10月21日) チンパンジー研究のウラ話. 岡山県立岡山城東高等学校教養講座, 280名.